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SOVD(Service Oriented Vehicle Diagnostics) これからの車両・ECU診断の新しい規格


新しい車両・ECU診断規格 SOVD


ASAM(Association for Standardization of Automation and Measuring Systems)では、SOVD(Service Oriented Vehicle Diagnostics)と呼ばれる新しい診断構造の標準化を進めています。この規格は車両に統合された診断システムのためのAPIを記述しています。これにより、現在のECUだけでなく、SDV(Software-Defined Vehicle)で必要とされるHPC(High Performance Computers)の機能の診断も可能になります。車両上での従来の診断、リモートアクセスによるサポート、車両内の診断アプリケーションなど、さまざまなユースケースに対応できます。

Softingは、SOVDを実現するための製品を提案しています。ODX/OTXを対応するパワフルな診断サーバとスマートAPIを提供するSDE(Smart Diagnostic Engine)など、将来の要求を満たすソリューションをご提案します。

SOVD

この規格は、車両に搭載されるソフトウエアの割合(SDV)や新しいE/Eアーキテクチャの増加により、UDSを介した現在の診断では十分な機能を提供できなくなっているすべての自動車メーカーにとって有用といえます。リモート機能により、車両への標準化されたリモートアクセスが初めて可能になります。

ユースケース:SOVD規格は、車両内のHPCに実装される診断システムのAPIを定義しています。これにより、車両上(Proximity)、離れた場所(Remote)、または車両内(InVehicle)でのユースケースが可能になります。

  • Proximity :診断ユーザは車両の近くにいて無線またはケーブル経由で車両内の診断システムアプリケーションでアクセス(修理工場での診断と修理)
  • Remote:インターネットや4Gなどの無線技術を経由して車両の診断システムにアクセス(ロードテストでの診断、生産車両の余地保全)
  • InVehicle:診断アプリケーションは車両内に設置され、診断システムに直接アクセス (SOTA)

HPC診断とSOVD規格について

上記のDownloadボタンからHPC診断とSOVDについて書かれたアーティクルを入手していただけます。また、SOVDのプロトタイプとして将来の要件をカバーする Softing SDEについても 紹介しています。

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