ASAM(Association for Standardization of Automation and Measuring Systems)では、SOVD(Service Oriented Vehicle Diagnostics)と呼ばれる新しい診断構造の標準化を進めています。この規格は車両に統合された診断システムのためのAPIを記述しています。これにより、現在のECUだけでなく、SDV(Software-Defined Vehicle)で必要とされるHPC(High Performance Computers)の機能の診断も可能になります。車両上での従来の診断、リモートアクセスによるサポート、車両内の診断アプリケーションなど、さまざまなユースケースに対応できます。
Softingは、SOVDを実現するための製品を提案しています。ODX/OTXを対応するパワフルな診断サーバとスマートAPIを提供するSDE(Smart Diagnostic Engine)など、将来の要求を満たすソリューションをご提案します。
この規格は、車両に搭載されるソフトウエアの割合(SDV)や新しいE/Eアーキテクチャの増加により、UDSを介した現在の診断では十分な機能を提供できなくなっているすべての自動車メーカーにとって有用といえます。リモート機能により、車両への標準化されたリモートアクセスが初めて可能になります。
ユースケース:SOVD規格は、車両内のHPCに実装される診断システムのAPIを定義しています。これにより、車両上(Proximity)、離れた場所(Remote)、または車両内(InVehicle)でのユースケースが可能になります。
上記のDownloadボタンからHPC診断とSOVDについて書かれたアーティクルを入手していただけます。また、SOVDのプロトタイプとして将来の要件をカバーする Softing SDEについても 紹介しています。
診断アプリケーション | DTS9-Monaco |
Softing TDX | |
診断サーバ | Softing SDE |
診断VCI(インターフェイス) | VINING 2000 |
SAE J1979-2準拠 UDSベースのOBD通信
これからの車両・ECU診断の新しい規格
ISO 22901-1準拠 ECU診断データベースフォーマット ODX(Open Diagnostic data eXchange)
ISO 13209準拠 ECU診断テストシーケンス OTX(Open Test sequence eXchange format)
ISO 14229準拠 ECU診断通信プロトコル UDS on CAN/K-Line/Ethernet
ISO 13400準拠 EthernetベースのECU診断通信プロトコル DoIP (Diagnostice over IP)
ISO 27145準拠 大型商用車向けECU診断通信プロトコル WorldWide Harmonized OBD
ISO 15031準拠 ECU診断通信プロトコル On Board Diagnostic
ISO 15765準拠 ECU診断通信プロトコル Diag on CAN
車両またはECUにシンボリックにアクセスする診断サーバのAPI
ECU診断に特化したパワフルなアプリケーションインターフェイス(API)
シンプルな診断通信のためのプログラミング・インターフェイス(API)