昨今の車の診断機能は、非常に複雑化しており、ECUに搭載されている機能についても高い診断が要求されています。このような診断に必要とされる仕様(記述)は、優れた編集ツールさえあれば、簡単に効率よく作成、追加、編集、管理することができます。
DTS-Veniceは、OEMのプロセスチェーン全体における診断仕様の作成、テスト、管理、保守を可能にするツールです。早い段階でのエラー検出により、当初からデータ品質を保証・保持することができます。
また、ISO 22901とASAM MCD-2Dの標準規格であるODXに準拠した診断データベース編集ソフトです。
ECUの診断仕様をXMLフォーマットで記述したデータベースです。データベースで定義することで人間とマシン間の通信(通訳)を実現します。
ECUの仕様の多様化、複雑化により、OEMとECUサプライヤの作業工程とコストは増え続けることになります。一貫性のデータフォーマットを使うことで、診断情報の記述の簡素化やデータ交換プロセスの最適化を実現します。
DTS-VENICEは、ODXに準拠されたtask-oriented レイヤモデル(4-layer model)に対応しています。(下図参照)
これによりユーザは、データモデルの複雑性を意識することなく、ODXファイルの作成が可能になります。上位レイヤで定義された記述は下位レイヤに継承され、再利用・拡張が可能です。
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