OTX (Open Test sequence eXchange)は、システムテストや故障診断のテストシーケンスのための標準フォーマットを定義した国際規格 (ISO 13209) です。
標準フォーマットを使用することで、診断手順の共通化や再利用が可能になります。効率的な作成と長期にわたる使用も可能になります。
SoftingのOTX-STUDIOは、診断テストシーケンスの開発環境をセットしたAll-in-Oneツールです。
このツールで、診断テストシーケンスを作成、実装、デバックすることができます。通常のテストシーケンスに加えオプションのGUIエディタを使い、ユーザインターフェイスを簡単に生成し作成したシーケンスにリンクさせることもできます。
診断データとしてはODX 2.01と2.2.0を対応しています。
診断テストシーケンスのためのドキュメンテーションとマシンリーダブルな記述を含むXMLベースのデータフォーマットです。
ISO 13209に準拠した規格OTX (Open Test sequence eXchange)により、ユーザは基本的な機能テストから完全なテストアプリケーションまで、診断シーケンスを記述することができます。
OTX-Studioを使用することで、シーケンスロジックの明確な表記のグラフィックダイアグラムを作成するこができます。
OTX-Studioは、必要な入力アシストを提供するので、ユーザはOTXに関する深い知識を学ぶことなくシーケンスを作成することができます。
従来のプラグラム言語で使われるライブラリコンセプトによりユーザは自分のOTXシーケンスをモジュラー的に作成できます。
典型的アプリケーションはフラッシュやテストシーケンスの作成です。
特にリペアショップ(アフターセールス)のテスタの設計者は、他のツールとの差異を実感するはずです。オプションのGUIエディタを使うことで、全体のテストインターフェイスのデザインとOTXスクリプトへのインターフェイス要素の簡単な接続が可能になります。結果、スクリプトで使われて変数をグラフィカルに表示することができます。
OTX 拡張 |
Diagnostics (ISO13209-3): DiagCom, DiagDataBrowsing, Flash, Job, Quantities |
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User interface (ISO13209-3): HMI, I18N | |
Miscellaneous (ISO13209-3): DateTime, Event, Logging, Math, StringUtil |
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Softingで拡張: ExternCall, File, XML, Trace | |
チェック機能 | OTXコンプライアンスの検証、タイプの互換性の検証 |
デバック機能 | Watch View: OTXの変数、ブレークポイント、定義したポイントの
シーケンスの割込みなどを表示 |
Online change: ダイレクトアクセプタンスでのデバックセッションの間に
OTXソースコードの変更 |
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GUI editor機能 ※下図参照 |
プログラムフレームワークの作成、スクリプトの変数を表示するための
ダイナミックインターフェイスの作成 |
対応規格 |
ISO 13209 Open Test sequence eXchange format (OTX) version 1.0.0 |
ISO 22901-1/ASAM MCD-2D, ODX V2.0.1. と V2.2.0 (DTS Base System) | |
ISO 22900-3/ASAM MCD-3D, V3.0.0 (DTS Base System) |
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