CAN/LIN対応 高機能アナライザ
X-Analyser 3
X-Analyser 3は、各種インターフェイスとの組み合わせにより、PC上で車載ネットワークの解析を可能にするソフトウェアツールです。
通常ネットワークアナライザに求められるネットワーク上のトラフィック表示、ジェネレート、CANデバイスのシミュレート、データのグラフ化、スクリプト言語のread/writeに加え、CAN-FDの対応、診断サービスの送信、インタラクティブジェネレータ、タッチスクリーンなど新しい機能が追加されました。
対応インターフェイス:Kvaser, Vector
安価なツールではありますが、CANdbのインポートや新規データベース作成のエディタ、シンボリック表示を可能にするシグナルウィンドウ、パワフルなフィルタとトリガ機能、ジェネレータなどアナライザとしての機能は充実しています。
機能
- Bus Load min/max Logging
- Signal Scope Log to File
- Log Capture Buffer Continuously
- Real Time Capture File Playback
- Error frame generator
- Signals Database
- Imports existing CANdb files
- Signals monitoring windows
- Observation of CAN data in real-time
- Support 11bit/29bit CAN ID
- Extensive Support of Hotkeys
- CAN bus statistics
- CAN ID tags
- Receive and Transmit capability
- 1ms transmission period
- Bus playback feature
- 10 Individual transmit objects
- Cyclic Triggering of Transmit Object
- Configurable CAN data buffer size
- Monitor/Active mode support
- Logging To Text File
- Post-capture Loggingt
- Interactive Generator
- UDS/ISO15765 Object Transmitter
- View Signals on Gauges
- PicoScope (physical layer viewing)
LINデバイス、システムを解析するオプションソフトウェアツール
X-Analyser のLINオプションを追加することで、最高16のLINネットワークを同時にモニタリングすることができます。 LINネットワークと自動的に同期をとり、LINデータ、チェックサム、パリティーエラーなどを表示します。
主な機能として、LINのモニタリングモード、エラー検知、エラーの注入、ファイルの保存があります。Kvaser社のDRVLinを介してLIN ネットワークと接続し、完全なCAN / LINツールとしてお使いいただけます。
機能
- LINメッセージモニタリング RAMバッファ(22-1000000), タイムスタンプ, メッセージ・ディスクリプションLIN ID, LIN channel, パリティビット, チェックサム, LIN data field他
- ボードレート 2,400/4,800/9,600/19,200
- LINエラー検知 チェックサムエラー, パリティエラー, ビットエラー, Synch Breakエラー他
- LINエラーインジェクション チェックサム・エラー検知, パリティエラー検知,他ファイル保存
J1939データを解析するオプションソフトウェアツール
SAE J1939は、主にトラック、トレーラのECU通信に使われるCANベースの通信プロトコルです。このJ1939オプションをX-Analyserに追加することで、ユーザは、raw CANデータ、エンジニアリング・シグナル、J1939インタープリテーションをX-AnalyserのGUIで表示することができます。
X-Analyser(CAN) と同様にSofting社、Kvaser社、Vector社のCANインターフェイス製品でご使用いただけます。
機能
- SourceとDistinationのフィルタリング (全ての個々のSourceまたはDestinationを見ることができます)
- プロトコル・データユニットのフィルタリング (PDU1, PDU2)
- データの表示: Source, Destination, PDU, PGN, Pr(priority), PD(Page Data), Data Field, Textual description